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片想いページ10

—諸星side—

萩ちゃんが作ってくれたご飯を食べて、部屋に戻る。
この部屋最高すぎ。まっじで、神様ありがとう！！

うみ:もろっしー、美勇人〜！よろしくね！！心置きなく飲めるわ〜！

森田:それな！！めちゃ楽しもうぜ！

諸星:ねぇそこだけなの？このメンバーでよかった〜とか嬉しい気持ちは酒だけのため！？笑

うみ:そんなわけないじゃん！笑2人とはいつも一緒にいるし同じ部屋になれて嬉しいよ？

森田:俺も。まじで奇跡だろって思った！

諸星:うわぁ、まじでお前ら最高。

俺が喜んでるのはただ部屋が最高だからってだけじゃない。俺はずっとうみに片想いをしている。

きっかけは些細なことだった。当時高校3年生の俺と1
年生のうみ。入所は俺の方が早かったものの何かと仕
事やレッスンが一緒になることが多くて、話すことが
増えていった。

事務所唯一の女の子っていうのもあって、よく思わな
い奴がいたことも事実。それでもうみはずっと明るく
て気にしてないんだって思ってた。
ある日いつもより少し早めにレッスン場に着くと1人で
泣いてるうみがいた。

諸星:うみ…どうした？

うみ:あれ、もろくん。今日は早いね笑

さっきまで泣いてたはずのうみは顔を上げればもうい
つもの笑顔で…
自分でもなんか分かんないけどこいつのこと守らなき
ゃ。ってそういう気持ちになった。

諸星:うみ…なんで泣いてたの？

うみ:え？泣いてないよ笑

諸星: うみさ…なんでもひとりで頑張ろうとすんな。

いつも笑顔で明るくてうみに直接悪口言ってくる人だ

っているのにそれでも笑ってて…

本当は無理してんじゃねーの？

うみ:へへっ、無理してないよ笑

諸星:じゃあなんで泣いてたの？

うみ:それは…

諸星:うーーーん、分かった！言わなくていい！無理に

聞かない！でも…これだけは覚えてて。俺はずっと(人

1)の味方。

うみ:ふふっ、もろくんありがとね？(ニコッ

この時の笑顔は心からの笑顔に思えた。そしてこの瞬
間俺はうみに恋に落ちた。

それからしばらくして俺たちは同じグループに加入した。

それで今に至るってわけ！！

だからまじで同じ部屋になれて嬉しいし奇跡だって思ってる。

これからの生活が楽しみだなぁ。