たまには強がらなくても # 桃 × 黒 ページ10
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朝起きると、ぐらっぐらした。目の前が。
「っ…貧血、?」
何だか歩くと気持ちが悪くなって、立ってみたもののすぐベッドに逆戻り。
……今日ライブのゲネあんのに、
︎︎
「……はぁ、行くしか、ないよね。」
休む訳にはいかない。
何日も前から楽しみにしてくれてるファンの皆を、悲しませないためにも。
自分の体調不良には気付かないふりして、重い身体に鞭を打つ。
早く楽屋に向かうことにした。
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「っはぁ、」
やっとの思いで楽屋に着いた。
何だか目眩が酷くなっていて、ドア前で目頭を抑えてたら、後ろから声をかけられる。
『北斗?』
「…京本」
『嫌そうな顔しないでよー笑 何で入んないの?』
「……いや、入ろうと思ってたよ、!」
「…おっ、と」
『え。ちょ、大丈夫?』
後ろを振り向くと、ぐわんと視界が揺れた。
思わず倒れそうになるのを京本が支えてくれる。
『……分かった。体調悪いんでしょ?』
「…だったら、なんだよ、」
思わず悪態をついてしまう。
ごめん京本、許して。
『どうしたの?どこが辛い?』
「あーーもう、早く入ろう!」
『……たく、ツンデレは困るな〜笑』
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やっとの事で、楽屋に入れた。ひとまず安心。
「……京本、みんながくる前におこして。いわないでね、」
なんか、何にも考えられなくなってきた。
ふわふわして、早く眠りたい。眠らないと吐いてしまいそう。
『俺、エスパーじゃないんだから。皆が来る前には起こせないよ笑……ってもう寝てんの』
京本の声が小さく聞こえて、夢の中。
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みんと - リクエスト失礼します。渡辺翔太くんと北斗くんの裏いいですか?翔太くん難しければ他のスノメンでも大丈夫です!お願いします。 (2020年3月23日 10時) (レス) id: 117f5f4d5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:松 村 琉 杏 。 | 作成日時:2020年2月14日 17時