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「小瀧、なんか今日張り切っとったなぁ〜！あの希月、とかいう新入りが来たのも関係あるん？」
レッスン後、汗だくのしげに肩を組まれたが、なるべく平静を装い「そんなんちゃうし」と肩に乗った手を振り解く。
＿＿＿＿＿＿結果は、シゲと希月のWセンターで行く事になった。
全体の通しを見た後に、練習してきたであろう楽曲を踊る希月を見たその時の周りの顔と言ったら、正直目を伏せたくなるほど悲痛なものだった。
シゲは面白そうな奴が入ってきたな〜とセンター様余裕の表情だったが周りはそうはいかない。
希月のダンスを見て圧倒された者が殆どだったが、中には納得できなかった奴らもいる。そらそうやろうな。ポッと出の才能マンに今までの努力を一曲で潰されてしまったのだから。
だからこそ、最初からマイクを持たせてもらっていた俺は、過去の自分と希月を重ねて、勝手に守ってあげたいと思った。
希月はまだ幼いから、純粋な悪意を向けられたことはないだろうし、もしかしたら向けられているドス黒い感情の存在自体、まだ知らないかもしれない。そんな純粋な天使を、外敵になりうるものから全力で守る""ヒーロー""になりたいだなんて。初対面の…しかも年も離れている子供に、そう思ってしまった。
…まぁ、入所したての時、周りから快く思われていなかった俺を守るために色々としてくれた流星の影響も少しはあるかもしれないけどな。
「しげ、先行ってて！俺、アイツに用あるから。」
「…ふ〜ん。まぁ、ええけど。先に着替えて流星と入り口で待ってるな。」
なるべく、冷静に。シゲだけには悟られたくなかった。アイツに揶揄われるとめんどいし、なにより希月にあまり興味を持ってもらいたくなかった。
部屋を出たシゲを確認して、悠介さんと話をする希月の元へ向かった。
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帳(プロフ) - asa258さん» こんにちは。こちらこそありがとうございます…！自分の書きたい設定を一つの作品に詰め込んでしまい、別々の作品に分けて作ればと少し後悔しておりましたが、その様なお言葉を頂けて嬉しいです。遅筆ですが今後もこの作品にお付き合いくださいませ。 (4月18日 20時) (
レス) id: 5bb6fcd9aa (このIDを非表示/違反報告)
asa258(プロフ) - 更新ありがとうございます。西の7人さんも娘。の384さんも大好きなので、このお話に出会えて嬉しいです。男主さんもかわいいだけじゃない強かさがあって読んでいてとてもわくわくします。これからも読ませていただけると幸いです。 (4月17日 19時) (レス) id: 576d67210c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：帳 | 作成日時：2023年8月19日 0時
