Make You Mine (ページ9)

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You side

亜嵐くんは今日お仕事午後からだから、ゆっくりできるみたいだけど

私はいつも通りだから早く起きる。

目が覚めたら亜嵐くんの腕の中で、寂しいけど起こさないようにゆっくり離れる。

ほんと綺麗な顔。まつ毛も長くて鼻筋も通ってて二重幅なんて広すぎるよ。

羨ましいなあ、と思いながらたくさんあるほくろを指でなぞる。

亜嵐「････何してんの。」

A「･･････起きてたの。」

亜嵐「Aちゃん起きる前からね。つんつんするから我慢できなくなっちゃった、(笑)」

A「･･･。もう、用意しなきゃいけないから起きる。」

亜嵐「えー、まだゴロゴロしてようよ。」

A「やだ。朝ごはん食べたいもん。」

そんな事話してたら、触れるだけの甘いキスが降ってくる。

A「･･･んっ、もお。だからやだって言ったのに。」

亜嵐「かーわい。」

A「朝ごはん、食べる？」

亜嵐「あ、うん。」

A「亜嵐くんのすきなもの、たくさん入れるから我慢して。」

亜嵐「え、小学生じゃないんだから。ってちょ･･･」

ごちゃごちゃ文句言ってる間にベッドから抜け出して、散らばった下着と服を身につけて寝室から出る。

顔洗って、当たり前に置いてある私のピンクの歯ブラシにニヤニヤしながら歯磨きして。

キッチンで朝ごはん作ってたら、ご機嫌ななめな亜嵐くんが起きてくる。

そのまま何も言わずソファーに座ってテレビみてる。

おかずは完成したから、あとはごはん炊けるの待つだけになってリビングにいる亜嵐くんの隣に座ってみるけど無視。

寂しいじゃん。もうちょっと近づいてみると、

亜嵐「････もうツアー始まって、あんまり会えないからいちゃいちゃしたかった。」

って、呟いて。

はあ、もう。だいすき。