Make You Mine (ページ46)

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亜嵐 side

え？？？？？？？？？？？？

なんだこの状況。

ベッドに下ろしたはずのAちゃんは、まだうるうるの瞳をこちらに向けて

「ぎゅってして」なんて言うから

そんなもん、これからはじまるって期待すんじゃん？

ぎゅーーーって思いっきり抱きしめたら、いつもなら苦しいよ、なんてくすくす笑うのに

なんにも言わずにぎゅーって抱きしめ返してきた。

俺の胸に顔埋めてたAちゃんが、なにも発しなくなってはや5分。

これは、、、、

寝てるな。

嘘でしょ。

えーーー？！シたいんですけどー！！！！！！

あんな可愛いこと言われて俺はめちゃめちゃ臨戦態勢ですけど！！！！

それでも腕の中で寝息をたてるこの子が可愛くて、愛おしいって

こういう感情なのか、なんて思う。

やっと、俺だけのものになってくれた。

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あのまま俺も眠ってしまって、朝起きたらAちゃんは出勤したあとだった。

きっと寝坊したんだろうな、化粧品はぐっちゃぐちゃなのに、朝ごはんはしっかり食べてる。(笑)

今日はリハだから、事務所にいるから、会える。

ウキウキしながら、事務所へ向かう。

ロビーのとこで、由華さんと並んでぽわぽわ、ふわふわしてるAちゃん。

やっぱ寝癖ついてるわ(笑)

亜嵐「おねえさーん、ちょっとうかれすぎじゃないスかー？」

A「…あ。亜嵐くんおはよ。ちゃんと起きれたんだね、良かった。」

俺に気づいて仕事モードの顔になる。

由華さんがニヤニヤしながらこっちみて

「さっき登坂くんが、おはよ、今日かわいいねって頭ぽんぽんしてって、この調子。」

えーーーー！俺との幸せ噛み締めてたんじゃないの？！

A「……登坂さん、かっこいー……」

目の前に彼氏いるんですけどーー？！昨日仲直りしたばっかなんですけどー！！！！

大人しく俺の腕の中にいてくれない君に。

見たこともない景色みせてあげる。

end……？