Make You Mine

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玲於 side


彼氏の余裕？みたいなの亜嵐くんから感じる。



弱気になったらダメだ。






今日俺は、亜嵐くんに宣戦布告しにきたんだから。





玲於「………あと、キス、した。」



亜嵐「……は？」



さっきまでの余裕の表情は伺えなくて、あからさまに怒ってる。





玲於「俺が酔っ払って、送ってくれたあいつに。」



亜嵐「……Aちゃん、なんて？」



玲於「…泣いてた、亜嵐くんでいっぱいだったのに。って。」






あの時のAの表情思い出して、また苦しくなる。




あれは亜嵐くんだけを想ってるかおで。






亜嵐「…………玲於お前さ、何してんの。」



亜嵐「好きな子泣かせて、自分まで傷ついたかおして。」





俺も酔っ払って理性なんかないし、記念すべき俺とAの初ちゅー覚えてないし。





そんな言い訳、浮かんで。



ほんと、ばかだなあ俺。





亜嵐「とりあえず、今のは宣戦布告として受け止めとくわ。」




って言って、財布から出した1万置いて出てった。









あ〜まじで。



俺殴られるぐらいのことしてんのに、亜嵐くんは全然大人で。





悔しいから、亜嵐くんが飲まなかったぬるいビールを流し込んで、





個室から出る。









はあ、こっからだな。

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