Make You Mine (ページ14)

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You side

次の日、普通に会社に行って、お昼前に玲於が辛そうな顔で入ってきた。

なんか、私どきどきしてる。緊張、してるだけだよね？

近づいてくる玲於の顔見れなくて、

玲於「A！俺昨日さ･･･」

A「由華さん、私この資料先に持ってっちゃいますね！」

って無視してしまった。

ちょ、え、A！って声するけど、顔、見れないし、昨日の今日で･･･って私、結局逃げちゃってる。あからさますぎたかな。

昨日さ･･･って、何言うつもりだったの、キスのこと、由華さんの前で言うつもりだった？

やめてよほんと、ばか。

資料、届けて受付に戻って、由華さんとランチ行くことに。

ふと携帯見ると、玲於からの連絡。「話あるから昼飯。強制な」ってメッセージとカフェの位置情報。

A「････由華さん。」

由華「あ～、あんたたちなんかあったでしょ。行っといで！話は聞かせてもらうからね。」

ほんと、優しい先輩。絶対次のランチ、奢ります、って言って、玲於の待つカフェへ。

･････はあ、やっぱり緊張しちゃうなあ。玲於に緊張なんかしたことなかったのに。

カフェに着いて、可愛い店員さんが玲於のとこに案内してくれる。

玲於「遅い。」

A「急に呼んどいてそれ？わがままやろう。」

玲於「････お前さ、朝のあれ、何？あからさますぎてむかつくわ。」

ぜんぶ玲於のせいなのに、なんで私がこんなこと言われなきゃいけないの？

A「･････玲於昨日、私と何があったか覚えてない？」

玲於「あ～、酔ってたし。タクシー乗せてくれたとこまでしか記憶ねえわ。家まで送ってくれたんだよな、ごめん。」

それだけ？私、玲於とキスしたの。亜嵐くんが彼氏なのに。キス、したの。

A「玲於、いつも酔ったら女の子にあんなことするの？良くないよ、私、亜嵐くんだけだったのに。」

A「亜嵐くんだけで、いっぱいだったのに。」