検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:58,745 hit

@37 ページ40

もうなんでもどうでもよくなりあのひとたちの前を全力で駆け抜けた。

涙は出てこない。

わかってた、自分が邪魔だったって。
友達になろうなんて社交辞令、お世辞、あのハプニングを誤魔化すための一時的なもの。

それに漬け込んでわたしは仲良くできるなんて甘えたこと思ってた。
もういい。

「A!?!?」

莉犬さんであろう声が後ろから聞こえる。
聞かれてしまったとでも思ったのだろうか。
カフェからすぐにるぅとさんと出てここに来たのか。
……無駄に速いんだから。

わたしは無視して家の中に飛び込む。
もういい、知らない。

急いでクローゼットの奥から

「グッズ」

と雑にかかれたダンボールを取り出す。
それを抱えて家を飛び出した。

郵便局はまだギリギリ開いてる。
マンションのエントランスの裏口から飛び出て近道をとにかく全力疾走で。

目の前に郵便局がみえて飛び込んだ。

「…これ、急いで郵送したいのですが、。」

いまのわたしはひどいだろう。
ぜえぜえとだらしない息切れにぼさぼさの髪。

「わ、わかりました。郵送先のご住所などお下記下さい。」

窓口のお姉さんもちょっとびっくりしてるみたい。

……郵送先

○○県××市○○○○-○○ 三門彩季様





そして1枚の紙を入れる。



実家に置いておいてください______

@38→←@36



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (100 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
227人がお気に入り
設定タグ:stpr
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

七海 - 翼咲さん» え、いいなぁww私の周りですとぷりすなーの人っていったら年上ばっかで「私も一緒に…」むなんて言えないwwでも、友達からのプレゼントとか、CDぐらいならOKしてくれるww (2020年6月21日 23時) (レス) id: cc0b3d41a2 (このIDを非表示/違反報告)
翼咲(プロフ) - 七海さん» わたし通販最近制限されたからこっそりともだちに一緒に注文してもらってr (2020年6月21日 22時) (レス) id: 16e95ecbb3 (このIDを非表示/違反報告)
七海 - お…面白いwwwやっぱりるぅちゃんだわ! (2020年6月21日 22時) (レス) id: cc0b3d41a2 (このIDを非表示/違反報告)
七海 - 翼咲さん» マジかww一緒だね!私の今の歳だと、まだライブとか行けないからねwwてか、グッズもダメって言うんだよ?お母さん!私もみんなに会いたいw (2020年5月23日 10時) (レス) id: cc0b3d41a2 (このIDを非表示/違反報告)
翼咲(プロフ) - 七海さん» わたしも会えないから安心して(( (2020年5月22日 23時) (レス) id: 16e95ecbb3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:翼咲 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Fate/  
作成日時:2020年1月12日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。