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Hokuto_side
朝起きると、隣には大好きな人がぐっすり眠ってた。
手は自然と繋がってて、少し口角を上げて眠る彼が愛おしい。
...あれ。
耳に何故か違和感を感じた俺は、テレビを付けてみた。
「聞こえない...」
映像は流れてるのに、音だけが聞こえなかった。
よくよく考えると、風の音も小鳥の鳴き声も、全部全部聞こえてなかった。
ひとりぼっちになった気がして、目からは涙が溢れる。
慎「...ほくとっ？」
慎太郎が目を覚ました。
聞こえないけど、口の動きや表情で俺の名前を呼んでることが分かる。
慎「どうしたの？」
「聞こえないよ...っ」
耳を抑えて訴える俺に察したのか、強く、優しく俺を抱きしめた。
安心してまた涙が零れる。
「しんたろっ、」
慎太郎も泣きそうな顔をして、俺と目を合わせた。
慎「大丈夫」
たった3文字の言葉に、とても安心感を覚えた。
俺はこれから音のない世界で生きていくのかも、と考えると怖くなる。
でもそれ以上に、ふたりなら大丈夫って思えたんだ。
〜
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きゅうり｡(プロフ) - コメント失礼します。ましゅまろさんの作品いつも楽しく拝見させて頂いてます！リクエストいいですか？『ヒ ミ ツ 。』の続きが読みたいです！ご検討よろしくお願いします！ (2019年11月2日 12時) (
レス) id: 9dc82746ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましゅまろ . | 作者ホームページ：http://hoku_0827
作成日時：2019年9月17日 15時
