I'm in love (ページ6)

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Hokuto_side

今日は朝5時起きだ。

約束通り慎太郎のお弁当と自分のお弁当を作り、

慎太郎いるかな、なんて思いながら7時に出た。

会社に着くと、今日も慎太郎がひとり来ていた。

「おはよう」

後ろから声をかけると、出会った頃と同じようににかっと笑った。

この笑顔が大好きだ。

慎「おはよう！！」

「はい、これ」

慎「え、ほんとに作ってくれたの？！」

「当たり前じゃん、約束は守るよ」

慎「ありがとうっ、！」

そう言うと、お弁当を優しく移動しニコニコしながら仕事を始めた。

そんな慎太郎を横目に、俺も仕事を始める。

いつしか、この時間は慎太郎と俺の " ふたりだけの時間 " になっていた。

翔「おう、最近早いな」

「翔太、おはよ」

慎「先輩、おはようございますっ」

翔太にもあの笑顔を向ける。

それがどうにも気に食わない。

慎太郎は俺のものじゃないのに。

翔「朝から頑張るね〜」

「はいっ！」

なんてふたりで話してるのが嫌で、話を変えた。

あーあ、早く俺のものになっちゃえばいいのにな。

_________

昼休みになった。

慎「北斗、行こ！」

お弁当が嬉しいのか、スキップで食堂に向かった。

慎「うわあ....」

目をキラキラさせて喜んでくれる。

慎「いただきます！！」

「美味しくないかもしれないけど...」

慎「んん〜！めっちゃ美味い！」

「ほんと？良かった」

慎「ほんっとありがとう」

美味しそうに食べてくれるから、作ってよかったなって思った。

誰かに食べてもらうのって、こんな幸せなんだね。

〜