【イナGO】生徒会長はサッカー部のお気に入り!? (ページ37)

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３２話*【剣城編】ページ37

キャラバンの中

えっと、私の隣は…

「おっ、剣城。お前か。よろしくな＾＾」

剣「よろしくお願いします。」

良かった。マシな奴で。こいつなら落ち着いて過ごせそうだ。

剣「・・・・・・」

「・・・・・・」

き・・・！！気まずい！！

こいつ、確かに無口で、クールだがこの状況はなんか、嫌だな；

なんとかして話題を…

っと剣城のほうをみると、顔色が悪そうだった。

「おい、剣城。顔色が悪いぞ？」

剣「顔が悪いのは元々です。ほっといてください。」

「そういう意味じゃない！普段より、しんどそうだから、言ってるんだ！！」

剣「！！えっと、実は気持ち悪くて…」

「まったく、お前は！そういうことは早く言え！お前は自分の体調が解らないのか！！たぶん、酔ってるんだな。窓ばかりみてるからだぞ。酔いやすいのか？」

剣「わかりません。」

コイツは誰よりも体調管理ができなさそうだな。

「はぁ…。こんなこともあろうかと酔い止めを持ってきたこれを飲んで。寝ろ。」

剣「ゴクっ…すいません。ありがとうございます。でも、バスでは寝れないんです。椅子じゃなんか落ち着かなくて。」

「そうか。じゃあこうしよう」

っと私は剣城の頭を引っ張って自分の膝に乗せる。

「これなら、寝れるだろう？」

剣「/////…はい。(これもこれで寝れない…)」

しばらくして、剣城は落ち着いたかのように寝た。

こうしてみると、やっぱりただの子供だな。

寝顔は可愛いんだな。

顔はイケメンなのに怖い顔してるからな。

笑えばかっこいいのに、まぁ笑わなくてもかっこいいがな。

『先輩言いましたよね。『私は…サッカーなんて大嫌いなんだ。』って俺にはあれは本心じゃないと思いました。』

クスっ

「剣城、ありがとな。あの時お前がああいってくれて救われた。」

それを見ていた周りは。

「「「(なんだ…！！あの雰囲気！！剣城ぃ！！膝枕・・・！！うらやましすぎる！！)」」」

っと、嫉妬していた。