【イナゴ】私が・・・イナズマ学園の寮長ですか!?? 04 (ページ45)

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174話*　罪がある。ページ45

シュウside

シ「ねぇ、それって大切なとこ？？」

何かを感じた僕はそう聞いた。

「はい、とても大切なことです。」

シ「じゃあそんな大切な場所僕だけじゃいけないね＾＾」

「えっ？」

シ「実は家出る時からみんないるんだよね＾＾；後ろに。」

「エェ！？そうなんですか!?」

シ「うん、だから、みんなもいいかな？みんなAの大切な場所いきたいと思うよ。」

「みなさんには帰ってから言おうと思ってたのですが。全然いいですよ!皆さんで行きましょう!!」

シ「だってさ、みんな。」

天「よし!Aの許可が出たからみんな普通にいこう!」

蘭「周りの目やばかったな＾＾；」

「もう!イケメンがそんなことしてるからですよ!!」

剣「ツッコミするとこ違うだろ。大人数だからだろ。」

黄「そんなことより行くやんね～＾＾」

「はい!」

こうして僕たちはAに案内してもらいながら目的地に向かった。

でも、着いたところはお墓だった。

「着きました＾＾」

Aは一つのお墓の目の前でそういった。

「お父さん、お母さん来たよ。」

シ「まさか、Aの大切なとこって・・・。」

「はい、ここです。」

白「まさか、お前の父と母は・・・。」

「はい、亡くなってます。今日命日なんです。」

太「ご、ごめん。こんな大人数でしかもはしゃいじゃって・・・。」

「いいえ、むしろ嬉しいです。こんな大人数できてくれて。今日は私が弱くなる日ですから・・・。」

蘭「A・・・。」

「私のことを知ってもらいたいなって思ってここに連れてきました。みなさんには帰ってから話そうと思ったんですけど、、、。でも、こっちのほうがいいですね＾＾」

シ「どうして僕だけ誘ったの？」

「私にも・・・あるんです。罪が・・・。」

剣「罪だと・・・？」

「はい、今日私の誕生日なんです・・・。今日の6年前に父と母は死にました。死因は飲酒運転手による交通事故でした。」

狩「それのどこがAの罪なんだよ。お前は悪くねぇじゃん。」

「違うんです・・・。あれは・・・私が悪いんです・・・。私があの時・・・遊びに行きたいって言ったから・・・。」

そういったAはすごく弱くて・・・。今にも壊れそうで。

いつも支えてくれていたAではなかった。