【イナゴ】私が・・・イナズマ学園の寮長ですか!?? 04 (ページ14)

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140話*　仲間だと思ってるから。ページ14

風を吹き上げた人は白竜さんはすごい速さで天馬さんたちの陣地へはいっていった。

す、すごい!!

そして、FWの剣城さんとシュウさんをいとも簡単に抜いた。

剣「なにっ!!」

シ「！？」

黄「あの二人をあんな簡単に・・・・」

天「俺が止めます!いくぞ!!」

天馬さんが白竜さんのボールを取ろうと向かった。

天「ワンダー・・・」

白「邪魔だ!どけっ!!」

そういって白竜さんはボールを天馬さんに当てた。

天「うっ・・・!!」

天馬さんは白竜さんの蹴ったボールが腹にあたり倒れた。

「天馬さん・・・!!」

拓「天馬!!」

太「天馬!!」

天「うぅ・・・!!」

天馬さんは起き上がれない状態だった。

なんで・・・なんで・・・こんなことに・・・!!

その後も、白竜さんはみなさんをサッカーボールで痛めつけていた。

ゴールもあっという間に入れられた。

狩「・・・っ!!」

蘭「うっ・・・!」

白「もう、おわりか・・・？さっきまで、あれほど大口を叩いておいて情けない奴らだ・・・」

白竜さんは呆れたようにそういった。

みなさんは白竜さんにボコボコにされて倒れていた。

みなさんの苦しそうな声が聞こえる・・・

なんで、私はただ、見ているだけなんだろう・・・

なんで、なにもできないんだろう。こうやってみなさんが倒れる姿を黙ってみているだけなんだろうか・・・

なんで、私はこんなにも無力なんだろう・・・

あの日だって・・・・。

天「はく・・・りゅ・・・う・・・お前に・・・なにがあったかは知らないけど・・・こんなこともう・・・やめて・・・」

天馬さんが苦しそうに起き上がり白竜さんにそういった。

白「なんだ？命声みたいだぞ・・・？？」

白竜さんはニヤリと笑った。

これは・・・別人だ。白竜さんじゃない・・・!

あの優しい白竜さんじゃない・・・!!

私はそう思いたかった・

天「俺・・・白竜のこと・・・な、仲間だと思ってる・・・から・・・」

白「黙れ。」

そう言って白竜さんは天馬さんにボールをぶつけようとする。

「やめてください!!白竜さん!!」

私は天馬さんの前にたった。

「みなさんは怪我をしています!これ以上したら白竜さんもきっと後悔します!!この勝負は白竜さんの勝ちです・・・だからもう、そんなことしないでください・・・!!」

私は静かにそういった。