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涼介「...ごめん」
「謝ってほしいわけじゃないっ。
ただ、涼介の気持ちが知りたい…
別れようって言った時だって、涼介、泣いてた。
この前ちぃちゃんが手を握ってくれた時だって、私とちぃちゃんを離そうとした。
今日だって、彼氏じゃないのに心配して来てくれたし。
涼介は、私の気持ち考えてくれてない」
ほんとにその通りだと思う。
自分のことしか考えてない、最低な男だよ。
「涼介は、どうして別れようって言ったの?
私...私ね、涼介じゃなきゃダメなの。
涼介のこと忘れようって思えば思うほど、好きって気持ちが大きくなっちゃって...こんなの初めてだから、どうしたらいいか分かんないっ」
Aは、まっすぐに気持ち伝えてくれる。
俺も、自分に素直になってもいいのかな?
涼介「...Aはさ、俺と付き合ってて幸せだった?」
「え?」
涼介「...世の中のカップルみたいに、堂々とデートもできない。バレたら一緒にいられなくなるかもしれないっていうのを気にしながら付き合わなきゃだし。
...それに、この前みたいに、嫌がらせ...受けるかもしれない」
「...すっごく幸せだよ」
涼介「...ほんとに?」
「私は、涼介といられるだけで幸せなの。
殴ったり蹴られたり...そんな痛みより、涼介に嫌われた時の痛みの方が耐えらんない」
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おむきんぐ。(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます!はい!頑張ります!ありがとうございます!!! (2018年8月16日 10時) (レス) id: 49664135d2 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 最後まで読ませて貰いました!凄く良かったです!これからも頑張って色んなの書いて下さい! (2018年8月16日 3時) (レス) id: 4dd057c83b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おむきんぐ。 | 作成日時:2018年4月29日 23時