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54. ページ9













お風呂から上がったAの髪を乾かしています、山田涼介です。



涼介「熱、はかってみよっか」


「ん...」




ピピッ




「あ...」


涼介「どうした?」


「熱、下がってる」


涼介「そっか、よかった」


「...涼介のおかげ。
ほんとありがとね」




ふわっと笑ったAは、俺が大好きなAで。

半袖のパジャマから見えるAの白くて細い腕。
まだあの時のアザが完全に治ってなくて。




涼介「...アザ、まだ治んないのな」


「えっ?」




俺がそう言うと、すぐ腕を隠して




「あっ、だっ、大丈夫だから!
ほんとに気にしないで!」




って。どこまで優しいんだよ。





涼介「...俺のせいだよな。ごめん」


「だから、涼介のせいじゃないってば」




俺を安心させるように、柔らかくAは笑ってて。




ちゅっ




その唇にキスをした。

いつものように顔を赤く染めて、照れるって思ってたのにAの目にはどんどん涙がたまってく。




「...どうしてっ」


涼介「えっ?」


「どうして、別れようって言ったのに...キスなんてするのっ?」


涼介「っ...」




いつだって俺は自分勝手だ。

別れようって言った時も、Aの気持ちなんて無視した。

今、Aにキスした時も。

ただ、自分がキスしたいって思ったから。




「もうっ、涼介が分かんないっ」



また俺は、大好きな人を泣かせてしまった。














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おむきんぐ。(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます!はい!頑張ります!ありがとうございます!!! (2018年8月16日 10時) (レス) id: 49664135d2 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 最後まで読ませて貰いました!凄く良かったです!これからも頑張って色んなの書いて下さい! (2018年8月16日 3時) (レス) id: 4dd057c83b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おむきんぐ。 | 作成日時:2018年4月29日 23時

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