恋、はじめます。2((Ryosuke.Y))

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あれから結局、Aに気持ちを伝えられないまま。


コンサートの話だけが進んでいく。




侑李｢あれ、今日A来てないの？｣


宏太｢あぁ...熱があって、全然下がらないみたい。

だから、衣装以外のことについて今日は話し合おうって思ってる｣



熱...か。



涼介｢薮ちゃん｣


宏太｢ん？｣


涼介｢A、熱どのくらいあんの？｣


宏太｢それがさ、聞いても大丈夫ですとしか言わないんだよ｣


涼介｢...分かった｣




絶対大丈夫じゃねぇだろ。

一人暮らしだし...行ってやるか。



でも、彼氏じゃないのにそんなことしたら迷惑かな。



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話し合いが終わって、今日はこの後何もないから次々に部屋を出ていくメンバー。



裕翔｢やま、行かないの？｣


涼介｢...彼氏じゃないのに、迷惑じゃないかな｣


侑李｢はぁ...いつからそんなうじうじ男になったの？

チャンスじゃん、行きなよ｣


涼介｢でも...｣


侑李｢涼介、看病するの得意でしょ。

ほら、さっさと行った行った！｣


涼介｢えっ、いやっ、ちょっ！｣


侑李｢勇気だせ、涼介！！！
...涼介なら、絶対大丈夫だよ｣


涼介｢...知念｣


裕翔｢やま、行ってきな｣


涼介｢裕翔...。
2人とも、ありがとう！｣




臆病な山田涼介とは、おさらばだ。



勇気、出してみます。




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