○08 ページ8
・
『…？……かっ？…大丈夫ですかっ！？』
｢っ、！｣
『あっ、よかった……』
｢……あっ、！｣
目が覚めると、
何度も見ていた砂の上。
私の視界いっぱいに広がるのは
何度も会いたいと願った彼の顔。
『え、っと……』
｢……くしゅんっ、｣
『とりあえず家連れて帰ります！
……あ、俺目黒蓮って言います』
｢……めぐろ、れん｣
蓮｢名前は？｣
｢……A、｣
蓮｢Aちゃん、｣
彼に名前を呼ばれただけで
胸がぶわぁって熱くなって、奥の方がぎゅってなる。
蓮｢ちょっと嫌かもしんないけど、我慢してね｣
｢えっ、わぁっ、｣
そう言った彼が
私を背中に乗せて歩き出す。
いつか助けた時よりも、随分と大きくなった背中
低くなった声
それに、もっともっとかっこよくなってた。
背中から感じる彼の温もりに
心臓がどくん、どくんってうるさくて。
聞こえちゃってないかな、って。
｢………足、｣
蓮｢足、？｣
｢っ、ううん！何でもない｣
私、本当に人間になったんだ。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 580人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
関西弁大好き - SnowManと人魚の作品をずっと探していて、今日やっと見つけることができました❗ありがとうございました😆💕✨すごく面白いです❗ (11月16日 17時) (
レス) @page6 id: dc054cb4c4 (このIDを非表示/違反報告)
おむきんぐ。(プロフ) - A， S さん» ありがとうございます！また遊びに来て下さい(^^) (2022年3月20日 23時) (レス) id: 49664135d2 (このIDを非表示/違反報告)
A, S - 何度読んでも、いい作品ですね。また、新しい作品お待ちしてます！ (2022年3月20日 12時) (レス) @page36 id: 360f114e9a (このIDを非表示/違反報告)
おむきんぐ。(プロフ) - 蓮翔さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて、ものすごく嬉しいです(T_T)こちらこそ読んでいただきありがとうございました！ (2022年2月8日 21時) (レス) id: 49664135d2 (このIDを非表示/違反報告)
蓮翔(プロフ) - めちゃくちゃ素敵なお話でした！何度も読み返したくなります！素敵な作品をありがとうございました(^ー^) (2022年2月8日 19時) (レス) @page37 id: 5d6eb06acb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おむきんぐ。
| 作成日時：2021年12月6日 10時
