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・
宮近｢ん？｣
『Aっ！！！』
｢元太くん、｣
声がする方を向くと
スポーツバッグを肩にかけて走ってくる元太くん。
久しぶりに名前を呼ばれて、
何だか目頭が熱くなる。
元太｢来週の決勝、俺のこと応援してほしい｣
｢元太くん、｣
手をぎゅ、っと握って。
少しだけ泣きそうになりながら
元太くんなりに精一杯気持ちをぶつけてくれる。
元太｢もう俺のこと嫌いかもしれない。
俺なんかのこと応援したくないかもしれない。
でも、………でもっ！
俺はAに応援してほしい。
Aのことが好きだから、Aに応援してほしいっ！｣
胸がぎゅっとなって苦しくて。
でも、好きって言葉が甘くて嬉しくて。
宮近｢今更何だよ、｣
元太｢ごめん。
最低なことしたのは分かってる。
でも俺にはAだけだから｣
試合終わったら、末永のこともちゃんと話すから。
頑張って追いかけてくれた元太くんに、
嫌いになりたくてもなれなかった元太くんに、
やっぱり胸がきゅんとする。
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おむきんぐ。(プロフ) - ぷぉむぷぉむさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて、ものすごく嬉しいです！！！切ないっていうか、もどかしいっていうかって感じですよね(T_T)ラストに向けて更新頑張ります！ (2021年9月28日 13時) (
レス) id: d580091d63 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぉむぷぉむ(プロフ) - 毎回更新されたお話を読むたびに泣きそうになってます！元太くん、実際こんな感じだろうな〜、ってなっちゃいます！これからも更新楽しみにしています！ (2021年9月28日 10時) (レス) @page28 id: b7485456e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむきんぐ。
| 作成日時：2021年8月19日 11時
