甘くて、苦い。((Genta.M)) (ページ6)

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如恵留｢Aごめんな。
外、ちょっと暗くなっちゃったね。1人で大丈夫？｣

｢ふふっ、もう高校生ですよ？(笑)
ご心配ありがとうございます。大丈夫です！｣

如恵留｢そ？
知らない人についてっちゃだめだよ？
あと、ちゃんと明るいとことか人通りが多いとこ通って、｣

｢先生、それ全部聞いてたら外真っ暗になっちゃう｣

如恵留｢あ、ごめん！
じゃあ、ほんとありがとね！また明日、｣

｢はい！さよなら｣

放課後、如恵留先生に用事があって職員室に寄ると
何やら手伝ってもらいたいことがあったらしくお手伝いをして。

2人で話しながらやってたら、
オレンジと青がキレイな空になってた。

『ん？Aじゃん、何やってんの？』

｢あ、元太くん｣

元太｢帰宅部、って言ってたよね？｣

玄関を出ると、声をかけられて。

振り返ったとこにいたのは
少し気崩した制服に、スポーツバッグを肩にかけた元太くんだった。

｢ちょっと如恵留先生のお手伝いしてたら遅くなって、｣

元太｢家、どっち？｣

｢駅と逆の方の、｣

元太｢……ちょっと待ってて、｣

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