す の − ま ん 。 ((出会い))

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また次の日。







辰哉｢Aちゃんと飯食ってる？｣







｢朝からヨーグルト食べたよ！
…あ、あとさっきもチョコ食べたじゃん｣







辰哉｢…うん。食ってるな｣







涼太｢ばか。それじゃダメでしょ｣







辰哉｢あ、舘さん｣







涼太｢はい、A。
これ作ってきたから食べな？｣







｢え、私のためですか？｣







涼太｢うん。
お口に合うといいんだけど、｣







いつもより丁寧に。
時間をかけて作ったおにぎり。


いただきます。ってちゃんと言った後
恐る恐る口に入れて、目をまん丸に大きくしてるA。








｢おいひいっ、！｣







涼太｢ふはっ、よかった(笑)｣







｢ふっか見て！
生ハムとツナ入ってるんだよ！｣







辰哉｢めっちゃ美味そうじゃん！
俺にも1口ちょーだい！｣







｢だめ！宮舘くんが私に作ってくれたおにぎりだもんっ！｣







ありがとう！
って、初めて向けられた可愛い笑顔。


あぁ、あの時なんで俺はAのことよく思ってなかったんだろ。
って、この時めちゃくちゃ後悔した。








涼太｢またいつでも作ってあげるから、ゆっくり食べな？｣







｢うんっ、！ありがとう！｣







だからもう、後悔しないようにって。


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