執事。 ((とらじゃ))

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｢川島、部屋に来て。｣







朝食を食べ終わって、川島を部屋に呼んで。







｢はい、今すぐ寝て！｣







如恵留｢えっ、ちょっ……、お嬢様？｣







｢熱、あるんでしょ？｣







私、いつも川島のこと見てるから分かる。



いつもよりしんどそうだし、
一緒に部屋を出た時、少しだけふらっとしたもん。







如恵留｢ほんとに大丈夫ですので、｣







｢嘘つかない！
無理されても、私が困る。｣







如恵留｢でもここは、お嬢様のベッドですし。｣







｢そんなのいいから！早く寝て！｣








如恵留｢…………すみません、｣








｢ありがとうって言ってほしいな｣








如恵留｢…………ありがとうございます、｣








やっと横になってくれた川島。
他の人に着替えを持ってきてもらって、着替えて寝てる川島は、やっぱり少し苦しそう。



いつも色々してもらってる分、
今日くらい私が川島に何かしてあげたい。








｢…………大丈夫、？｣








如恵留｢はい。
だいぶ楽になりました｣








シェフの吉澤に教えてもらいながら作った、お粥。








如恵留｢これ、お嬢様が？｣








｢…………ちゃんと全部食べてよね！｣








如恵留｢ふふっ、ありがとうございます｣








川島の笑顔にまた、きゅんとした。



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