執事。 ((とらじゃ))

＊ ページ12

・







｢どう？｣








海斗｢ものすごく美味しいです！｣








週に1回。
絶対松倉と一緒にティータイムをすごす。


いや、毎日ティータイムに松倉はいるんだけど
一緒にお菓子を食べたりはしないから。








海斗｢やっぱりここのクッキー、美味しいですね！｣








｢ふふっ、全部食べていいよ？｣








海斗｢いいんですか！？
…………あっ、いや！やっぱり一緒に食べましょ！｣








A様と一緒に食べた方が美味しいですし！



天然なのか、計算なのか。








｢…………ありがとう、｣








海斗｢いえ！
………ん、？俺がありがとうなのか。｣








きっと松倉の場合は天然なんだろうけど。








海斗｢こちらこそありがとうございます！｣








今日もそんな松倉に、好きって気持ちが増していく。








｢………あ。そういえば、
明日のお見合いのワンピース。届いてる？｣







海斗｢えっ、あっ………。明日でしたね、｣







｢まだ届いてないの？｣







海斗｢いえ。
ちゃんと届いてますよ｣







｢なんだ。
びっくりさせないでよ(笑)｣







分かりやすく落ち込んじゃってさ。


そんな態度とられたら、期待しちゃうじゃん。




…………それともこれは、計算なの？




・

＊→←おれんじしつじ。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す