せんせい。 ((すの))

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｢…………え？
すみません、ありがとうございます｣








今日は、ラウールくんは最後まで学校にいれる日。


2時間目の後の休み時間、
さっきまで私のクラスで授業をしてた先生に聞いた言葉。








『ラウールくん、
体調悪そうだったから保健室で休ませてます』








ホームルームの時、気付かなかった。
ほんとはダメだけど、他の子より気にかけてたつもりなのに。









｢…………ラウールくん、｣









今日はありがたいことに、
私が授業入ってるのは1時間目と2時間目だけ。



だからすぐ、保健室に様子を見に来たんだけど。









ラウ｢あ、Aちゃん｣








｢こら。
先生、でしょ？｣








ラウ｢へへっ、｣








｢それより、体調は？大丈夫？｣








ラウ｢うん。
ちょっと寝不足だっただけだから。

少し寝れば、すぐよくなるよ！
ごめんね？心配かけちゃって、｣








｢謝んないで？
私こそごめんね。体調悪いの、気付いてあげられなくて｣








ラウ｢…………もう。ほんとに。
Aちゃん、そういうとこだよ。｣








｢え、？｣





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