せんせい。 ((すの))

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空がオレンジに染まってて。


2人で校門の所まで、並んで歩く。








｢今日はありがとうございました｣








大介｢こちらこそ！
大丈夫？疲れたよね、無理してない？｣








｢ふふっ、すごく楽しかったです！｣








大介｢………それならよかった！｣








そう言って笑う佐久間先生に見とれちゃって。
夕陽に当たる横顔が、ものすごくかっこよくて。








｢うわっ、｣








大介｢っと、………危ないなぁ、もう(笑)｣








｢すみません、｣








転びそうになった私を、
引っ張って助けてくれた。


さっきよりも縮まった、先生との距離。
さっきよりもうるさくなった、胸のどきどき。








｢………あの、手｣








大介｢えっ、
あっ、あぁ！ごめんっ、｣








助けてくれる時に繋がれた手。
離してほしくなんてなかったけど、ここ学校だし。


こんなとこ誰かに見られて変な勘違いされても困るし。








大介｢………ちょっと離したくない、って思っちゃった｣








｢え、？｣








大介｢へへっ、………ごめん｣





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