す の ー ま ん 。 ((恋*初))

＊ ページ12

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リハ終わり。


皆より帰る準備が遅いA。
最近はずっと涼太が待ってたけど








翔太｢ごめん。
Aと話したいからさ、｣








涼太｢遅いよ、翔太。
………ちゃんとAの話、聞いてあげてよ？｣








翔太｢………ん。分かってる。｣








涼太にお願いして、先に帰ってもらった。


前までは、こうして待つことが当たり前だったのに。
どうしてそれが当たり前じゃなくなった？




………俺、何かしたかな。








｢ごめん、お待たせっ…………。しょっぴー、｣








翔太｢一緒に、帰りたくて………｣








｢…………分かった、｣








下唇を噛んで俯いて。
そんなに俺といるのが嫌？


まじで俺、何かした？








翔太｢今日、車だからさ。｣








｢いいの？｣








翔太｢いや、彼女だし(笑)｣








｢そう、だよね｣








下手くそな作り笑い。


ねぇ、A。
ほんとにAは彼女だよね？





帰り道も何も喋んなくて。
車内に流れる音楽がうるさいくらい。





だから何かイライラして、
Aの家には向かわず俺の家まで車を走らせた。





きっとAも気付いてる。
なのに何も言わないって、どういうこと？




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