あいどる。 ((とらじゃ))

＊ ページ35

・






｢………疲れてるでしょ？｣







元太｢うん。
でも、俺が会いたくなったからいーの！｣






お風呂も済ませて、2人でベッドに潜り込む。






｢………そっか。｣







元太｢楽しかった？｣







｢………うん。楽しかったよ、｣







元太｢…………元気ないね？｣







｢………そうでもないよ。｣







言えないよ。
ファンの子に嫉妬した、なんて。







元太｢ねぇ、教えて？
何で元気ないか｣







｢………嫌いにならない？｣







元太｢なるわけない。｣







｢………ファンサしてるの見て、
他の元太のファンの子に嫉妬した｣







正直に言うと、
ぎゅー、って強く抱きしめてくれて。







元太｢何それ。
めちゃくちゃ可愛いんですけど、｣







｢………ごめんね？｣








元太｢ふふっ、んーん！
んね、A。顔上げて？｣








｢………んっ、｣







顔を上げた瞬間、唇が重なって。

唇が離れたらまたぎゅー、って抱きしめてくれて。







元太｢俺さ、アイドルだから他の子にもファンサするけど｣







｢………うん、｣







元太｢毎日好きって言いたいのはAだけだし
それは、これから先もずっと変わんない。

………だからさ、ずっと俺の彼女でいてください。｣




・



あおいろさん。 END



あいどる。完結しました！

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