あいどる。 ((とらじゃ))

＊ ページ15

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海斗｢………大丈夫、？｣







｢ん、大丈夫。
だから、もう帰っていいよ？…けほっ、｣







寝室の入口のとこで
眉を下げて私を見てる海斗。


帰っていいよって言ってるのに、
全然そこから動こうとしない。


元太くん、ごめんね。
やっぱり今日は仲直り無理みたい。







海斗｢俺のせいだよね？風邪、｣







｢え？｣







海斗｢ごめん！！！

………Aは何も悪くないのに。
昨日めちゃくちゃイライラしてて、｣







｢んーん。
私も海斗の気持ち考えられなくてごめんね｣







海斗｢いや！
Aはまじで何も悪くないから｣







｢………じゃあ、今日はずっと一緒にいて？｣







海斗｢………いる！
もう、ずっと一緒にいる！！｣







そう言って、ベッドの上に座ってる私を
ぎゅー、って強く抱きしめてくれる。








｢もう、海斗。離れて？｣







海斗｢やだ。｣







｢だめ。
風邪うつっちゃう。｣







海斗｢うつしてよ。
それでAが元気になるなら、それでいい｣







なんてさ。
ほんとに海斗はおバカさん。







｢だめ。
皆に迷惑かかっちゃう。｣







海斗｢もちろん皆も大事だけど、
今はAといる時間の方が大事！

もうさ、絶対寂しい思いさせないから。｣





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おれんじさん。 END



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