と ら び す じ ゃ ぱ ん 。 ((恋))

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海斗｢んっ、……｣





いい匂いがして目が覚めて。

おでこには冷えピタ。

キッチンからは、
料理してる時の心地いい音が聞こえる。





海斗｢あ、……お帰り｣





｢ただいま。
……もう。何で熱あるのに言わないの、｣





海斗｢だって、｣





｢仕事のこと、考えてくれたんだよね？
……ありがと。

でも、早く帰ってきて。なんて言われてさ、
何かあったのかなってすごく心配したんだからね？｣





なんて料理をしながら言ってくるAに
何だかすごく安心して。


キッチンまで行って
後ろからぎゅっ、って抱きしめると





｢もう。
危ないし、熱あるんだからまだ寝てて｣





海斗｢やだ。
Aと一緒にいる、｣





｢……もう、｣





なんて言いながらも、
俺のこと許してくれるAが
すごくすごく好きでたまらない。





｢少しは食べれる？｣





海斗｢え？｣





｢だって朝ご飯、｣





海斗｢あ、……ごめんね？｣





｢んーん。食欲なかったんでしょ？
でも、ちょっとは食べなきゃだからさ。

お粥。少しは食べれる？｣





海斗｢ん。食べれる、｣





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