がっこう。 ((とらじゃ))

ちゃかちゃん。 ページ16

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｢ちゃかちゃんちゃかちゃん、｣






海斗｢……何？｣







｢ふふっ、呼んでみただけ｣







海斗｢もう。｣







｢……ねぇ、ちゃかちゃん｣







海斗｢だから何、｣







｢ちゃかちゃんって、
いい響きだよね。好き。｣







海斗｢っ。……
もう。それだけ？｣







｢あれ、何か顔赤くない？
大丈夫？熱？保健室行く？｣







海斗｢大丈夫だから！｣







隣の席の宮近海斗。
同じクラスにかいとって3人いるからさ。


中村海人はうみ。
松倉海斗はまつく。


そして、宮近海斗はちゃかちゃん。
そう呼び分けてるんだけど。



個人的には、ちゃかちゃんって響きが1番好き。
だってなんかさ、可愛くない？







｢そう？辛かったら言ってね？｣






海斗｢……ありがとう、｣






｢いいえっ！｣







そんなちゃかちゃんはシャイボーイ。


仲良くなったのだって







｢……あの、海斗くん｣






海斗｢……。｣







｢……海斗くん、｣






隣の席になったばっかりの時、
消しゴムがちゃかちゃんの足下に落ちちゃって。


ちゃかちゃんに頑張って伝えようとしたんだけど







｢……海斗くん、｣






海斗｢……。｣






｢宮近海斗くん。｣







海斗｢へっ？あっ、俺？｣






って。






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