がっこう。 ((とらじゃ))

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侑李｢はい、これお願いね｣






そう言って、知念先生が机に置いたのは
プリントの束。


今度の自習の時に使うプリントらしい。


これをホッチキスでまとめろ、と。






海斗｢これ、何クラス分あるんですか｣






侑李｢ん？3年生のもあるから、
16……くらい？｣






｢｢は？｣｣






侑李｢まぁ、でも
授業中喋ってた2人が悪いんだよね？｣






海斗｢うっ、……｣






｢はい、ごめんなさい｣






侑李｢じゃあ僕、他に仕事あるから。
終わったら僕の机の上に置いといて！｣






ニコッと笑って教室を後にする知念先生。



あの笑顔、
いつもなら何人もの女の子をメロメロにして
私もメロメロにはならないけど、可愛いなーって思うんだろうけど







海斗｢さっきの笑顔、何か怖かったよね｣







まつくも思ってたことは同じみたい。







｢やるしかないよね、｣






海斗｢うん。
……よし、やるか！｣






そう言って、黙々と作業を進める私たち。


まつくは私にとって
数少ない男友達の中の1人で。




まつくといたら安心する、っていうか。
頑張らなくていい、っていうか。






……でも、
こんなに可愛い顔してるのに
意外と筋肉質なところとか



ちょっとドキドキしてる自分もいたり。





でもまだ、この気持ちには気付かないふり。







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