まいぶらざー。 50 ページ5
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「うわぁ…、人多いね」
侑李「暑いし、何が楽しいのか分かんない」
「やっぱ、嫌だったよね?」
侑李とすごす、夏休み。
3回のおでかけの1回目。
それは、夏休みの中の1番大きなイベントだとも言える、花火大会。
侑李「…別に、Aが一緒なら嫌じゃない」
ぎゅっとしっかり手を繋いで、半歩先を歩く侑李。
小さな声だけど、ハッキリ聞こえた侑李の気持ち。
「ふふっ、ありがと」
どんっ
「わっ、」
反対から歩いてきた人にぶつかって離れた、手。
その瞬間、すぐに振り返ってまたぎゅっ、って繋ぎ直してくれる。
侑李「大丈夫?」
「うん、ごめんね」
侑李「ほんと。
はぐれないように、ちゃんと繋いどかなきゃね?」
「うん!ありがと、」
侑李「じゃあ、何か食べよっか」
「うんっ!」
今度は私の隣を、私のペースに合わせて歩いてくれる侑李。
お母さんに着付けてもらった浴衣、何も触れられなかったけど侑李は照れ屋さんだからね。
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侑李「僕、焼きそば食べたい」
「じゃあ、最初の方にあったよね?」
侑李「戻っても大丈夫?」
「うん、全然いいよ!」
侑李「じゃあ、行こっか」
たくさんの人が歩いてくる流れに逆らって、
屋台が並んでるところの入口の方の焼きそば屋さんに向かって歩く私たち。
焼きそば屋さんの屋台が見えてきた時
侑李「っ、…やっぱ、こっち!」
「え?
でも、もうすぐだよ?」
侑李「何か、もう食べたくなくなっちゃった」
「そう?…じゃあ、戻ろっか」
今度は人の流れに乗って、
来た道を戻ろうとした時
『あー、Aちゃんだぁ』
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おむきんぐ。(プロフ) - みーちゃんさん» それはよかったです! (2019年5月5日 21時) (レス) id: 49664135d2 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん - 謝らないで下さい!本当にいい話で興奮しまくりです(笑) (2019年5月5日 18時) (レス) id: 0621af8c87 (このIDを非表示/違反報告)
おむきんぐ。(プロフ) - みーちゃんさん» 何かすみません(笑)ありがとうございます! (2019年5月4日 19時) (レス) id: 49664135d2 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん - おむきんぐさん。いや、おむきんぐ様。貴方は私をキュン死にさせるつもりでか?(笑)いや、させるつもりですね。発狂しながら読んでます(笑)続きも楽しみです! (2019年5月4日 19時) (レス) id: 0621af8c87 (このIDを非表示/違反報告)
おむきんぐ。(プロフ) - みーちゃんさん» ドキドキしちゃってください(笑) (2019年4月28日 23時) (レス) id: 49664135d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おむきんぐ。 | 作成日時:2019年1月27日 17時