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まいぶらざー。 77 ページ32





自分で、自分が言った言葉に後悔する。


そんなことを聞いてどうするの?
そんなことどうだっていいじゃん



「…なっ、なんでもな、い」



頑張って、なかったことにしようとしたけど遅かったみたいで。

気付いたら、目の前はお兄ちゃんのTシャツにプリントされてた英語の文字。
背中には、しっかりとお兄ちゃんの腕が回されてて。
お兄ちゃんの匂い、お兄ちゃんの温もりに包まれてる。




「離してっ、」


大貴「…俺、」


「……」




お兄ちゃんが何を言おうとしていたかは分かんない。
でも、これ以上は聞いちゃダメな気がして。




「だめ、…お兄ちゃん。だめだよ、」


大貴「っ、」


「私には侑李がいる。」


大貴「ほんとはっ!」


「そもそも!
…そもそも、私のこと突き放したのはお兄ちゃんじゃん」




聞いちゃだめだと思ったから、お兄ちゃんの言葉を遮るように思ってもない言葉をぶつけて。

お兄ちゃんの顔を見ないようにして。




「侑李は、ずっと私のこと思っててくれてるの。
お兄ちゃんみたいに遊びじゃなくて、本気で」


大貴「俺だって、」


「だから、私もお兄ちゃんとのことはなかったことにするから。…お兄ちゃんも、そっちの方がいいでしょ?」


大貴「Aっ、」




ブーッ ブーッ




お兄ちゃんが私の名前を呼んだ時、ポケットの中のスマホが震え出して。




「…あ、侑李。」




じゃあね。って、お兄ちゃんから離れようとしたのに、また腕をぎゅっ。って掴まれて。

でも、それを





大貴「っ、」





力いっぱい振り払った。





「っ、もしもし?」






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おむきんぐ。(プロフ) - みーちゃんさん» それはよかったです! (2019年5月5日 21時) (レス) id: 49664135d2 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん - 謝らないで下さい!本当にいい話で興奮しまくりです(笑) (2019年5月5日 18時) (レス) id: 0621af8c87 (このIDを非表示/違反報告)
おむきんぐ。(プロフ) - みーちゃんさん» 何かすみません(笑)ありがとうございます! (2019年5月4日 19時) (レス) id: 49664135d2 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん - おむきんぐさん。いや、おむきんぐ様。貴方は私をキュン死にさせるつもりでか?(笑)いや、させるつもりですね。発狂しながら読んでます(笑)続きも楽しみです! (2019年5月4日 19時) (レス) id: 0621af8c87 (このIDを非表示/違反報告)
おむきんぐ。(プロフ) - みーちゃんさん» ドキドキしちゃってください(笑) (2019年4月28日 23時) (レス) id: 49664135d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おむきんぐ。 | 作成日時:2019年1月27日 17時

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