まいぶらざー。 63 ページ18
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｢…そういえば、卒業したらお兄ちゃん何するの？｣
大貴｢ん？｣
ぎゅーってベッドの中で優しく抱きしめてくれてるお兄ちゃんに、ずっと気になっていたことを聞いてみた。
もともと頭はいい方だったお兄ちゃん。
そんなお兄ちゃんが、すごく勉強を頑張ってるんだもん。
大貴｢…大学に、行く。｣
｢どういう大学？｣
大貴｢んーとね…、
…ほんとは言いたくなかったんだけど、｣
そう言って、もっともっとぎゅーって
してくるお兄ちゃんに、
｢ふふっ、苦しいよ｣
大貴｢んーとね。俺、弁護士になりたくて。｣
｢へ？弁護士？｣
顔を上げようとした私の後頭部に手を添えて、
それを阻止するお兄ちゃん。
だから私も顔を上げないことにして。
大貴｢そ。弁護士｣
初めて聞くお兄ちゃんの夢に、
耳を傾けることにした。
｢……どうして、弁護士なの？｣
大貴｢ほら。今ってさ、色んな愛のかたちがあんじゃん。
同性愛だったり、俺らみたいな愛だったり。
そんな人たちが自由に愛し合えるように、手伝えたらなって。｣
｢……素敵だね、｣
お兄ちゃんのことを好きになってしまった私。
ドラマや映画、漫画みたいに
実は血が繋がってないの！みたいなことはなくて。
そんなことがあったらと、
何度夢見てきたことか。
大貴｢…ずっとさ、そういう国になればいいのに。って思ってたからさ｣
｢…うん、｣
大貴｢Aと自由に愛し合って、生きていけたらどんなに幸せなんだろ…って、｣
ずっと私だけって思ってたのに、
お兄ちゃんもこんなに考えててくれてて。
｢……好き、大好き。｣
もっともっとお兄ちゃんへの好きが溢れ出すの。
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おむきんぐ。(プロフ) - みーちゃんさん» それはよかったです！ (2019年5月5日 21時) (
レス) id: 49664135d2 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん - 謝らないで下さい！本当にいい話で興奮しまくりです（笑） (2019年5月5日 18時) (レス) id: 0621af8c87 (このIDを非表示/違反報告)
おむきんぐ。(プロフ) - みーちゃんさん» 何かすみません(笑)ありがとうございます！ (2019年5月4日 19時) (レス) id: 49664135d2 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん - おむきんぐさん。いや、おむきんぐ様。貴方は私をキュン死にさせるつもりでか？（笑）いや、させるつもりですね。発狂しながら読んでます（笑）続きも楽しみです！ (2019年5月4日 19時) (レス) id: 0621af8c87 (このIDを非表示/違反報告)
おむきんぐ。(プロフ) - みーちゃんさん» ドキドキしちゃってください(笑) (2019年4月28日 23時) (レス) id: 49664135d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむきんぐ。
| 作成日時：2019年1月27日 17時
