まいぶらざー。 56 ページ11
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「わぁ……、綺麗!」
大貴「あっちぃな!」
「ふふっ、でも風が気持ちいい!」
大貴「…だな!」
お兄ちゃんと一緒に来たのは、
電車で1時間くらいのところにある海。
真夏の海は、たくさんの親子やらカップルやらで溢れてる。
大貴「……にしても暑い!!!」
「うん。確かに、」
大貴「俺、涼しいとこ知ってんだよね」
「え?」
大貴「行く?」
「うん!行きたい!」
そう返事をした私に笑顔を向けて、
こっち!って進んでいくお兄ちゃんの背中について行く。
「わぁっ…、」
大貴「すげーだろ?」
「うん、」
ついたところは、
洞窟みたいなところ。
上が空いてるんだけど、木が覆っていて
夏なのに気持ちいいくらいに涼しい。
木の葉っぱの間から漏れてくる太陽の光が、
なんだか少し神秘的で。
「こんなところ、よく知ってたね?」
大貴「すっげー調べた、」
「そうなの?(笑)」
大貴「ばか、笑うなよ!(笑)」
「だって!(笑)
ちょっとかっこ悪い…、(笑)」
大貴「うるせぇ!
また、最後とか言われないように必死なんだわ!」
「……ごめん、」
大貴「いやっ、…ごめん。」
少し空気が悪くなって。
でも、お兄ちゃんと私の間を気持ちいい風が吹き抜けていく。
頑張れ、って。
大丈夫、って言われてるみたい。
「…座ろ?」
大貴「そうだな、」
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おむきんぐ。(プロフ) - みーちゃんさん» それはよかったです! (2019年5月5日 21時) (レス) id: 49664135d2 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん - 謝らないで下さい!本当にいい話で興奮しまくりです(笑) (2019年5月5日 18時) (レス) id: 0621af8c87 (このIDを非表示/違反報告)
おむきんぐ。(プロフ) - みーちゃんさん» 何かすみません(笑)ありがとうございます! (2019年5月4日 19時) (レス) id: 49664135d2 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん - おむきんぐさん。いや、おむきんぐ様。貴方は私をキュン死にさせるつもりでか?(笑)いや、させるつもりですね。発狂しながら読んでます(笑)続きも楽しみです! (2019年5月4日 19時) (レス) id: 0621af8c87 (このIDを非表示/違反報告)
おむきんぐ。(プロフ) - みーちゃんさん» ドキドキしちゃってください(笑) (2019年4月28日 23時) (レス) id: 49664135d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おむきんぐ。 | 作成日時:2019年1月27日 17時