まいぶらざー。 43 ページ43
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侑李 side
涼介｢…あ、ほんとだ！
……ん？隣にいるのって、｣
侑李｢あぁ…、いのちゃん｣
涼介｢行かなくていいの？｣
侑李｢うん。いのちゃんはそんなんじゃないから。｣
涼介｢じゃなくて！
Aちゃん、すっげー悲しそうな顔してんじゃん｣
侑李｢……今、僕が行っても意味ないよ｣
涼介｢え？｣
今、Aが隣にいてほしいって思う人は
僕じゃないと思うから。
もちろん、いのちゃんでもないけど。
涼介｢……そっか、｣
それでもその場を動こうとしない僕は、
Aの傍に行きたいわけで。
そんなの全部涼介にはお見通しなんだろうけど。
涼介｢ってか、いのちゃん何やってんの？｣
侑李｢さぁ？｣
いのちゃんは中学生の頃から仲良くて。
でも、考えてることはよく分からない。
……今だって。
まぁ、いのちゃんのことだから深い意味はないかもしれないけど。
その場から動こうとしない僕の隣で
涼介も一緒に大貴とAが帰っていくのを見送ってくれて。
大貴もAも僕に気付かなくて。
涼介｢……んで、どうするの？｣
侑李｢…どうしよっか、｣
自分の家とは逆方向に歩いて行った大貴。
少しして、
『どうしてっ！？』
涼介｢…なんだ？｣
女の人の怒鳴り声が聞こえてきて。
その少し後に、
涼介｢……あ。｣
大貴｢……知念、｣
侑李｢……何。｣
面倒くさそうに頭を掻きながら大貴が歩いてきた。
侑李｢…今日、あの人とデートなんじゃないの？｣
大貴｢知念こそ。今日はAと一緒じゃないんだ｣
侑李｢……今日はね、｣
大貴｢……んじゃ、俺帰るわ｣
侑李｢は？｣
大貴｢何？帰っちゃダメなの？｣
侑李｢……ダメ、って言ったら？｣
大貴｢……それでも帰るけどね｣
侑李｢勝手にすれば、｣
大貴｢……俺、本気だから｣
…そんなのさ、知ってるよ。
どんだけ2人のこと見てたと思ってんの。
家に帰っていく大貴の背中を
ただ見つめることしかできない僕。
侑李｢……ねぇ、涼介｣
涼介｢ん。行けよ｣
そんな僕の背中を押してくれた涼介。
僕が動き出したのは大貴の背中が見えなくなった頃。
どうかお願いします。
Aが傷つくようなことがありませんように。
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おむきんぐ。(プロフ) - ありやまloveさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいですっ！続きも頑張ります！！！ (2019年1月20日 23時) (
レス) id: 49664135d2 (このIDを非表示/違反報告)
ありやまlove - キュンキュン ドキドキです！続き楽しみにしてます！ (2019年1月20日 20時) (レス) id: 930b3e4c34 (このIDを非表示/違反報告)
おむきんぐ。(プロフ) - 侑涼ｰあゆりｰさん» ほんとですか！？嬉しいですっ！もしかしたら、知念くんとくっつくかも、、、？(笑)どーなるかは、是非お楽しみに！(笑) (2019年1月17日 0時) (レス) id: 49664135d2 (このIDを非表示/違反報告)
侑涼ｰあゆりｰ - ｷｭﾝｷｭﾝする要素しかないです!もう、知念くんとくっついても いいんじゃないか…なんて思ったり…(笑)続き楽しみにしてます* (2019年1月16日 19時) (レス) id: c3981464e0 (このIDを非表示/違反報告)
おむきんぐ。(プロフ) - 侑涼ｰあゆりｰさん» コメントありがとうございます！どういうふうになっていくのか、楽しみにしててください！頑張りますっ！！！ (2019年1月7日 17時) (レス) id: 49664135d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむきんぐ。
| 作成日時：2018年12月9日 3時
