お兄ちゃん ((Daiki.A))

まいぶらざー。 41 ページ41

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大貴 side





大貴｢……誰のせいだと思ってんだよ、｣




Aのことを忘れようと、
色んな女と遊んでみるけどやっぱりダメで。


気づけば、Aの面影を探してた。


声が似てる子
身長が同じ子
同じ匂いがする子
唇の形が似てる子


声が似てる子は、いっぱいいっぱい話した。
でも、話し方が全然違うくてダメで。

身長が同じ子は、手を繋いで帰った。
でも、俺を見上げる顔が全然違うくてダメで。

同じ匂いがする子は、きつくきつく抱きしめた。
顔を見ないようにして。

唇の形が似てる子は、深い深いキスをした。
目を瞑って、感触を確かめるように。




…でもどうしても、
Aじゃなきゃダメで。

Aのことしか考えられなくて。




｢……しっ、知らないよ｣


大貴｢…なぁ、｣




俺じゃダメなの？

兄妹だからダメなの？




｢……もうこれ以上、何も言わないで｣




そんなに俺のこと嫌いになった？

色んな人と遊んでるから？




｢……戻りたくなっちゃう、｣


大貴｢…え、？｣


｢じゃあ、課題あるから｣


大貴｢待てよっ！…戻りたいならさ、｣



戻って来いよ。

そう言いたかったのに、



ピンポーン



インターホンの音によって遮られて。




｢はーい！｣


ガチャッ




相手を確認せずに出たA。


どうして、こんな時ばっかり





｢……あれ？どうしたの？｣


侑李｢へへっ、ちょっと会いたくなって来ちゃった｣





いつも知念が来るんだろ。







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お星様、赤色になりました！！
ほんとにありがとうございます！

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