1番近く。 ((Hikaru.Y))

ちかく。 08 ページ8

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慧｢皆でカラオケ行くぞー！｣




宏太｢おぉー！｣




雄也｢光くんたちも行くっしょ？｣




光｢おう！な？A｣




｢うん！…あ、先行ってて！｣




光｢え？｣




｢ちょっと部室に置いて行きたいものあるから。｣





今日は部活が休みで、だから皆でカラオケに行くことになってる。





光｢じゃあ、ついて行くわ。皆先行ってて｣




宏太｢イチャイチャしすぎんなよ？｣




慧｢ちゃんとA連れて来いよ？｣




光｢うるせぇ！｣




雄也｢ほら、行くよ(笑)｣





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光｢じゃあ、俺ここで待っとくわ｣




｢うん！すぐ戻ってくるね｣





部室のちょっと手前でひかと別れて、部室へ向かう。




ｶﾞﾁｬｯ




｢…あれ、どうしたの？｣




『A先輩！』




｢しかも、そんな汗だくで(笑)｣





部室に入ると、汗だくでスポーツバッグをあさってる有岡くんがいて。





大貴｢あー、ちょっと筋トレしてたんすよ。
で、タオル探しにきたんですけど今日忘れてきたみたいで｣





って、後頭部を掻きながらへへっ、って笑う有岡くん。





｢…あ！これ、｣





大貴｢え？｣





｢今日私2枚持ってきちゃってて。使ってない方！｣





大貴｢いいんですか？｣





｢うん！
あんまり頑張りすぎないようにね？｣





大貴｢ありがとうございます！｣






そう言って笑った有岡くんの笑顔に、少しだけ胸が苦しくなった。







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