1番近く。 ((Hikaru.Y))

ちかく。 05 ページ5

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光｢A、帰ろ｣




｢あ、ちょっと待って！
これ、片付けるから｣





部活終わりに2人で帰るのも、いつものこと。





光｢これ、どこに片付けんの？｣




｢あの棚の1番上！｣




光｢ふはっ(笑)
ぜってぇ届かねぇじゃん！｣




｢なっ、うるさいなぁ｣




光｢かしてみ？｣




｢…はい、｣




光｢…よっ、と｣






ひかは小さい頃から、私より身長が高かった。

だから、棚の1番上にも簡単に届いちゃって。





｢ありがと、｣





光｢ん。もう終わり？｣





｢うん、帰ろっか｣




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部室から出て2人で帰ってると、校門のところに誰か立ってて。




光｢ん？…あ、大ちゃんじゃん。｣




どうやら、有岡くんのようだ。



もう皆はすっかり有岡くんと打ち解けてて、大ちゃんと呼ぶ仲までになったらしい。





大貴｢あ！A先輩！って、八乙女先輩も一緒なんですね、｣





少し離れたところから名前を呼ばれたから、その後は何を言ってるのか聞こえなかったけど。





｢どうしたの？忘れ物？｣




大貴｢いや、また今度でいいです！｣





お疲れ様でした！って走って帰っていく有岡くん。





｢ひか？帰ろ？｣




光｢え？あぁ、うん。｣







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