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40.お別れ ページ40
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侑李｢気づいたら、Aのこと傷つけてて、
僕の隣にAはいなかった。
今更、どうしようとかそんなこと思ってない。
少しだけ、少しだけ...戻ってきてほしいっていうのはあるけどさ｣
へへっ
って笑う侑李は、すごく悲しそうだった。
抱きしめたくなった。
でも、お別れをするって決めたんだ。
｢...侑李｣
侑李｢ん？｣
｢侑李のこと、大好きだったよ。
私も、侑李と会えて...付き合えて幸せだった。｣
たくさんのことを侑李が教えてくれた。
辛い時、悲しい時、楽しい時、嬉しい時
いつだって侑李が隣にいてくれた。
侑李は私に、たくさんの幸せをくれた。
気づいたら涙が止まらなくて。
侑李｢もうっ、泣かないでよ｣
って笑ってる侑李の目にも、うっすら涙が溜まってて。
｢ごめんっ...
侑李、今までありがとう｣
侑李｢...こちらこそ｣
はぁ...Aのこと離したくないなー。
そんな泣かれたら、バイバイしたくなくなっちゃうじゃん。
って笑ってる侑李。
侑李｢ねぇ、A？｣
｢ん？｣
侑李｢絶対、幸せになってね｣
そう言って、侑李はふわって大好きな笑顔で、私の隣からいなくなりました。
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作者名：おむきんぐ。
| 作成日時：2018年2月18日 8時
