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37.デート ページ37
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今日は、侑李とデートの日。
これで侑李と2人で出かけるのも最後かな。
｢...ちょっと寂しいや｣
まだ、侑李のこと忘れられてない。
忘れられるわけがない。
でも、今日で終わりにするって決めたから。
ピンポーン
｢はーい！｣
ガチャッ
『おはよ』
｢...おはよ、侑李｣
侑李｢もう準備できてる？｣
｢うん！｣
侑李｢じゃあ、行こっか｣
そう言って手を繋いだ侑李は、
前みたいに私が大好きな笑顔で笑ってて。
今日で終わりにするから、
今日1日だけだから、私は侑李の彼女でいるね。
繋がれた手を、私もぎゅって握り返したら
ふふっ
って、嬉しそうに笑ってて。
｢どこに行くの？｣
侑李｢んー、内緒｣
なんてカップルの会話をして、
侑李｢は、Aバカじゃん笑笑｣
｢なっ！
そんな笑わなくていいじゃん！｣
なんて前みたいにちょっとふざけたりして。
大好きな彼との大好きな時間が戻ってきて、
すごくすごく幸せだった。
侑李｢ついたよ｣
｢...ここって｣
侑李｢うん、僕たちが付き合うきっかけになった場所｣
裕翔と3人で行った、近くの小さな遊園地。
侑李｢よしっ！行こっ！｣
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作者名：おむきんぐ。
| 作成日時：2018年2月18日 8時
