今日:25 hit、昨日:0 hit、合計:21,784 hit
小｜中｜大
31.タイミング ページ31
・
・
・
あの日から、毎日一緒に大学に通って
毎日一緒に帰って。
何ていうか...
付き合う前の甘酸っぱい時期っていうの？
そういう時期をすごしてた。
いつ大ちゃんに気持ち伝えよう。
そんなこと考えながら、毎日大ちゃんの隣にいた。
今日は、私の家でまた料理を教えることになってて、2人で同じ駅に降りて、同じ家に向かってた。
『大ちゃん、A』
聞き覚えのある、人より少し高くて
大好きだった声に名前を呼ばれた。
｢侑李...｣
振り向かなくても分かる。
でも、身体は自然と侑李の方を向いていた。
侑李｢久しぶりだね｣
前より少し大人っぽくなった？
でも、まだ幼さが残る笑顔。
大好きだった柔らかい笑顔で笑う彼。
大ちゃんと一緒にいるようになって、
パタリと会わなくなった侑李。
やっと大ちゃんに気持ち伝えようって思ってたのに、どうして現れるの？
侑李｢Aと2人で話がしたいんだけど...｣
｢え？...｣
大好きだった彼。
あんなことをされても、別れても嫌いになれなかった彼。
でも、やっぱり怖くて。
そんな私に大ちゃんは気づいてくれたのかな？
侑李に見えないように私の手をぎゅっと握って
大貴｢俺も一緒じゃ、ダメ？｣
・
・
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 32人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おむきんぐ。
| 作成日時：2018年2月18日 8時
