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26.ごめんね ページ26
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今日は、大ちゃんが家に来る。
料理教えてもらいにね。
ピンポーン
｢はーい！｣
ガチャッ
大貴｢よっ！｣
ドアを開けると、いつもの人懐っこい笑顔で笑ってて、また胸が締めつけられる。
｢いらっしゃい！｣
大貴｢お邪魔しまーす！｣
自分の家には、裕翔と侑李しか来たことなくて。
まー、2人も片手で数えれるくらいしか来てないけど。
だから、すごく緊張するわけで。
｢あ、荷物ここら辺置いといて｣
大貴｢ん、ありがと｣
｢もう、料理作る？｣
大貴｢んー、料理時間かかる？｣
｢いや、オムライスとスープだから、そんなかからないよ｣
大貴｢じゃあ、もう少ししてからでいい？｣
｢うん、そうしよっか｣
大貴｢...隣って、裕翔の家なんだよね？｣
｢うん。
それがどうしたの？｣
大貴｢んー、別に｣
｢ってか、大ちゃん１回来たことあるよね？
裕翔の家｣
大貴｢うん｣
あっ、やば。
色々思い出しちゃった。
忘れるって、忘れようって決めたのに。
大貴｢...ごめん｣
｢っ、違う！
もう、大丈夫だから｣
大ちゃんにそんな顔させたかったんじゃない。
大ちゃんはこんなに真っ直ぐなのに、
どうして私は大ちゃんのこと考えてあげられないんだろ。
ごめんね、大ちゃん。
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作者名：おむきんぐ。
| 作成日時：2018年2月18日 8時
