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25.約束 ページ25
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｢ごめんね、大ちゃん。
...もう大丈夫｣
大貴｢えっ、あ、よかった！｣
顔を上げると大ちゃんと目が合って、
お互い恥ずかしくて下向いちゃって。
大貴｢Aちゃん、来てくんないかと思った｣
｢来ないわけないじゃん、約束したもん｣
大貴｢そうだよな！
...じゃあ、行くか！｣
約束したからってだけじゃないよ。
私も、大ちゃんと一緒に帰りたかったから。
大貴｢Aちゃんってさ、普段料理とかすんの？｣
｢うん、一応一人暮らしだからね｣
大貴｢そうだよなー。
俺、一人暮らしだけど全然料理できねぇもん｣
じゃあ、料理作りに行こっか？
なんて彼女じゃないのに、うざいかな。
うん、言えないや。
大貴｢ねぇ、よかったらさ、今度料理教えてくんない？｣
｢え？｣
大貴｢嫌だったらいいんだけど...｣
｢ふふっ、いいよ！｣
大貴｢まじっ!?
じゃあさ、また連絡するわ！｣
大ちゃんは素直に喜んで、気持ちを伝えてくれるのに
それに応えたいって思ってるのに
やっぱり頭のすみには侑李がいて。
大ちゃんは、こんな私でも好きでいてくれるのかな？
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作者名：おむきんぐ。
| 作成日時：2018年2月18日 8時
