【獄都事変】少女は嘘をついて生きてきた

【それはケチャップだよ!!;(平腹side)・05】 ページ7

佐疫「平腹ー。あの子目覚めた?」

佐疫が部屋へ紅茶を持って来た

平腹「え!・・あぁ;うぅ;」

部屋へ入って来た、佐疫はガキが目覚めたか言ってきた。

まぁ、目覚めたんだけどね。目覚めたんだけど。
なんか・・・なんか・・・


「(ﾁｰﾝ」

留め指しちゃった;
うわぁ。なんて言おう;


平腹「えぇ!うん!目覚めたんだけどねなんか直ぐ寝ちゃったよ!」

俺は、ガキが佐疫から見えないようにベットの前に立つ。

佐疫「そっかー。そろそろ目覚める頃だと思って、紅茶とケーキ持ってきたんだけどなぁ」

佐疫が持ってるおぼんには良い匂いの紅茶に美味しそうなスポンジケーキが乗っていた。
食いてぇ←

平腹「え!じゃあ、目覚めたらあげておくよ!」

俺は佐疫からおぼんを取った。

佐疫「そう?じゃあよろしく!僕は此れから仕事があるからもう行くね」

平腹「お、おう!行ってら!」

よかったぁ〜!
佐疫はもう帰るようだし。スコップでうっかりガキの人生終了させちゃった事バレなくて済む〜!

いやぁよかったよかっ(佐疫「あれ、これどうした平腹」


!!?

平腹「・・・え?」

佐疫「何これ血?」


振り返ると佐疫はガキが眠ってる(死亡)ベットの脇に立っていた。


佐疫「平原これ・・・」

平腹「そ、そそそそそれはケチャップだよ!!!」

佐疫「何でケチャップ?」

平腹「いや、ケチャマヨ対決って事でケチャップとマヨネーズで遊んでたんだ!!」

佐疫「遊んでちゃダメでしょ!?目覚めたらまず報告だよね!?;」

平腹「アハハハ〜・・・;」

俺は佐疫から目線を反らした。


佐疫「てかやっぱりこれさぁ・・・」

再び目線を佐疫に向けると、
佐疫の手にはスコップが握られていた。


佐疫「平腹?まさか・・・殺っちゃった？」


平腹「・・・;」


その時の、佐疫の笑顔はとても黒かったと今でも覚えている。

【やぁぁぁぁっと、生き返ったぁぁぁ!!!by.貴方・06】→←【目覚めて殺されるって何だよ・04】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す