【獄都事変】少女は嘘をついて生きてきた

【探索・12】 ページ16

「まぁ。こうなった上、あーだこーだ言ってもしょーがないよな」


斬「まずは、この駅を探索してみないか?」


木「いぃねー!そうしよ!」






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・・・・


「にしても此処。ホントだれもいないね」


斬「終電だからじゃないか?」


「そうかなー?」



駅を探索してみたが、なんの手掛かりもない。
というかこの駅調べる所がほとんどない。

あるといったら、ホームにある『自動販売機』、『電車の路面図』、『時刻表』、『駅長室』これくらいだ。



「・・・てかさー。此処って、今でも使われてる駅なのかなー?」


木「使われてるんじゃないの?僕ら、電車で此処まで来たんだし」


「そうかー」



と言われてもやっぱりこの駅何か変だ。


1990年の時刻表。駅長室にある無造作に置かれた古びたしい本や、薄汚れた書類。
まったく手入れもされていない古びた駅。


なんだか、昔のとある時間がそのまま止まってる感じがする。
それは、私達が知らないこの駅の時間。





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人々に忘れられた、この駅の時間。







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「・・・っま、とりあえず」


木「?」



「今は探索だね!」








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ちなみにこの三人は『きさらぎ駅』について何も知りませんヽ(´▽`)

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