Another Strawberry−2− 【stpr】【マフィア】

… ページ38

バッチーーンッ！！！


遠・サ・尾「「「！？」」」

3人・る「『えっ』」


『ひゃ、ひゃとみ･･･君･･･？』

さとみ君が僕の前に立って頬を両手で挟み打ちしたのだ

『にゃ、何･･･』



さ「独りで抱え込むんじゃねぇ！！」

『！！』



さとみ君の言葉にハッとした
そのさとみ君の顔は僕の瞳の奥の奥まで見つめるような真っ直ぐな表情だった


さ「お前の昔の事は、俺らが暗黙で了解してんだ！

だからこそ、独りで悩むな。独りで考えすぎんな。


それで、独りで壊れそうになんな」


涙がボロボロと零れてきた




あの頃は、ずっと独りぼっちだった


けれど


今は独りじゃない


その事実で胸が熱くなっていく






『ありがとう、さとみ君･･･』


目を背けたい最悪な記憶の中で、残ってしまったこの技術

もう人を苦しめるためには使わない



大切な人を守るために使うんだ！



『うおらああああ！！』

再びキーボードを叩き始めた
さっきの何倍ものスピードで

な「俺達はころちゃんを援護だ！！」

莉・さ・ジ「「「おう！」」」

遠「私達も、できる最善の行動をしましょう！！」

警官達「はいっ！！」

この場にいる全員が一致団結して動き出した
そのおかげもあって、ウィルスの侵食はだんだんと鈍くなっていた

すると、さとみ君の携帯からるぅと君の声が響いた

る『ころちゃん！！ウィルスの発信源が特定できました！！反撃できます！！』

発信元さえ壊せれば、ウィルスも止まるはず
るぅと君の共有してくれた場所を見て、一気にそこへハッキングする

PCに、ウィルスを送っているCyber Sharkの画面が映った
相手のPCの全てのプログラムを破壊するプログラムのコードを打ち込む



『いけえええぇぇぇぇぇっ！！！！』

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