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ページ31

莉「もー。何事かと思ったら、まさか誘拐された子供を1人で助けに行ってただなんて・・・・・。そんな時は俺達を頼るのが1番でしょー!!」

『・・・面目ない・・・・・』

「でもさ」と莉犬は続けた


莉「・・・大丈夫だったの?発作・・・・・」

僕は一瞬面食らったが、すぐに心配そう顔の莉犬に笑顔で『うん。もうあのトラウマは克服したから!』と答える

『それに・・・



克服できたのは莉犬のお陰だよ?』

莉「えっ、俺?」


『・・・覚えてる?僕らがASの一員になった時・・・・・――――――――』






〜〜〜〜〜

数年前―――――


『・・・ねぇ、莉犬』

莉『ん、何ー?』

ASとしての初めての任務の前、僕は莉犬に聞いた


『・・・・・・莉犬は、どうしてあの時僕を助けようとしてくれたの?』

莉犬が驚いた顔でこちらを見る


『だって、僕が連れてかれるのを近くの大人に知らせに行けば、莉犬はあんな目に遭わなくて済んだはずなのに・・・・・。



どうして・・・・・』


数秒の沈黙が僕らの間を流れた後、莉犬は口を開いた



莉『・・・それは、るぅちゃんが俺の大切な友達だったからって言うのもあるけど・・・・・




口とか頭なんかよりも、ずっと早く身体が動いちゃってさ!』

『・・・!!』


笑顔で莉犬はそう語り、続けて僕に言った

莉『これからの任務で、またあの日の事を思い出すかもしれない。けど、その記憶のせいで目の前の困っている人を助けられないなんて、俺は嫌だから!


一緒に頑張ろう!ねっ!』




〜〜〜〜〜

現在―――――


莉「あー言ったかも・・・。今となってはちょっと恥ずかしいな・・・w」

『フフッ。でも、そのおかげで今の僕がいるんだから』


僕は少し立ち止まって莉犬に言った




『ありがとう、莉犬!』







あの日の僕とさようならだ

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緋桜ひよ子@ミスキャト黄色担当(プロフ) - 朱音@とれめいさん» ありがとう〜(*^-^*)最高の3章になるよう頑張るぞーー!!!😆 (2022年10月19日 16時) (レス) id: a44667decb (このIDを非表示/違反報告)
朱音@とれめい - 2章完結おめでとう!今回もめちゃめちゃ感動するお話がいくつも、、、やっぱ神作だわ第3章も自分のペースで頑張って!! (2022年10月19日 7時) (レス) @page47 id: 8235c84220 (このIDを非表示/違反報告)
緋桜ひよ子@ミスキャト黄色担当(プロフ) - ひめちさん» ひめち様、ありがとうございます!第3章も頑張ります!(*^-^*) (2022年10月16日 19時) (レス) id: a44667decb (このIDを非表示/違反報告)
ひめち - お疲れ様でした!!もう第二章は感動回多くて…本っっ当に最高でした!忙しい中、投稿ありがとうございました!大好きなAnother strawberryシリーズ第三章も楽しみに待ってます!完結おめでとうございます!これからも頑張ってください! (2022年10月15日 16時) (レス) id: 1325c4d31d (このIDを非表示/違反報告)
緋桜ひよ子@ミスキャト黄色担当(プロフ) - 朱音@とれめいさん» ありがと〜(*^-^*)マジでそこは自分で「あっ神だわ」ってなったんよねw感動してくれて感謝!! (2022年10月8日 12時) (レス) id: a44667decb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:緋桜ひよ子 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年1月26日 7時

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