Another Strawberry−2− 【stpr】【マフィア】

… ページ4

遠「で？何か分かった？」

取調室の外にあるイスに深くまで腰掛けた遠井さんが言う

こ「被害者の田平さんが近道として使ってた路地裏の存在を、犯人がどうして知っていたのかって事位かな…。だったよね、なーくん？」

ころんがなーくんに話を振る

が

な「…」

る「なーくん？」

な「あ。ごめんごめん…」

俺はその様子を見て『まさか』と思い、なーくんに聞いた


『なーくんもしかして…、何か分かったん…？』


な「…あぁ」


さ・莉「「えぇっ！？」」

遠「本当に！？もしかして、この事件の犯行グループまで…！？」

遠井さんがイスから飛び上がって言った

な「いや、まだ犯行グループは分からない…。これはあくまで仮説だから…」


「でも…、ちょっと聞いてくれる？」となーくんは続け、俺達はその仮説をゆっくりと聞き始めた




る「う、嘘…！？」

莉「そんな…」

な「いや、これは俺の個人的な考えだから…」

さ「でも、調べてみる価値はあるんじゃねぇのか？」

こ「そうだよ！」

『あぁ！』

遠「私もできる範囲で何でも協力するわよ！」

なーくんの自信のなさげだった顔が晴れていく

な「ありがとう…。皆…」

なーくんは遠井さんにいくつか頼み事をして、俺達と共にアジトへと戻った




○翌々日・アジト内―――――○

こ「なーくん！分析完了したよ！」

な「ありがとう！で、どうだった…？」

こ「ビンゴだったよ。さっすがぁ〜！」

ころんがパソコンを操作しながら感嘆したように言う
そして、その横ではるぅとが驚きを隠せずにいた


る「まさか本当に･････










女性だけのマフィア(・・・・・・・・・)がいるなんて…――――――」

…→←…

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す