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−莉犬side−
突如バスをジャックした男達は、乗客の俺達を人質に身代金を要求した
何もできずに、俺はただ歯がゆい思いをしていたのだった
『(くっ…。何かできないのか…俺に・・・・・!?考えろ…!考えろ・・・・・!!)』
すると
女の子「ままぁ…。おといれぇ・・・・・」
母親「え、えぇっ!?」
優先席に座っていた女の子が、隣にいる母親らしい女性に言った
それに気づいた男らが、「あん?何してんだ…?」と詰め寄る
男1「おい…。何してんだって聞いてるんだよ!!」
母親「ひぃっ!その・・・・・、む…、娘が、トイレに行きたいって・・・・・」
男2「はぁ!?ふざけてんじゃねぇよ!!!そんくらい我慢しろ!!!」
女の子「まぁま、おといれぇっ!!」
男2「ごちゃごちゃうるせぇ!このガキ!!」
男が、駄々をこねた女の子に銃口を向ける
車内の空気が一気に凍りつく
『(ま、まずい・・・・・っ!!!)』
俺が席を立とうとした瞬間
こ『やっ、やめろおおおおぉぉっ!!!』
女の子と母親の前に、席から飛び出してきたころちゃんが立ちはだかった
る「こ、ころちゃんっ!」
こ「…この人達から離れろ・・・・・!!」
男1「あ゛?何だ手前…」
銃の照準がころちゃんへと向く
こ「この子はまだ子供だろ!?それに、この子の母親は妊娠している!母親を殺せば、お腹の子も道連れになる…!!」
『そうだよ!!』
俺も熱くなり、席から立ち上がってつい叫んでしまう
『大体、お前ら、『人質1人につき2000万円の身代金』って言ってたじゃないか!!』
る「1人でも殺せば、その要求も上手く通らなくなるんじゃないんですか!?」
るぅと君も加勢して、俺達は男らをぐっと睨みつけた
男2「・・・・・チッ。もういい。席に戻れ!」
ころちゃんはゆっくりと席に戻った後、再び手をもぞもぞと動かし始めた
さっきころちゃんがあのイヤホンマイクの無線でなーくん達とやり取りしていたから、恐らく今の騒ぎの返答をしているのだろう
『(…もうそろそろジャックされてから1時間か・・・・・)』
つけていた腕時計を見て、また唇を噛んだ
『(何とか…、何とか形勢を逆転させられれば・・・・・!!)』
その時
男の1人が運転手にある事を言った
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緋桜ひよ子@ミスキャト黄色担当(プロフ) - 雪月花さん» ありがとう😭2もよろしくね〜〜〜(*^-^*) (2022年2月1日 16時) (レス) id: a44667decb (このIDを非表示/違反報告)
雪月花 - ごめん!!最近忙しくて見とらんかっんた!遅れたけど完結おめでとう!!いつも作品楽しみにしとるよ!これからもよろしく〜!! (2022年2月1日 0時) (レス) @page44 id: dcac8e28b5 (このIDを非表示/違反報告)
緋桜ひよ子@ミスキャト黄色担当(プロフ) - 朱音@とれめいさん» ありがとううううう!!!(*^-^*)2もよろしくねーーー!!! (2022年1月27日 20時) (レス) id: a44667decb (このIDを非表示/違反報告)
朱音@とれめい - ごめん!コメントチェックしてなかった…完結おめでとう🎉 (2022年1月27日 19時) (レス) id: 06b52c3368 (このIDを非表示/違反報告)
緋桜ひよ子@ミスキャト黄色担当(プロフ) - ひめちさん» ひめち様!いつも暖かいコメント、本当にありがとうございます!そのお言葉が励みになっています!!次の作品も喜んで頂けるよう、頑張ります!!😭 (2022年1月21日 17時) (レス) id: a44667decb (このIDを非表示/違反報告)
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