Another Strawberry 【stpr】【マフィア】

… ページ29

突然、聖堂内に低くずっしりとした重みのあるような声が響いた






こ「っ！！」




『な･････





なーくん…！！』


僕の目の前に立っていたのは、

男を睨みつけるように見つめていた


なーくんだった

その隣には、ジェル君とさとみ君も立っている


男「『分かる』って…、お前らまさか…、俺達の正体を･････！？」

バレてなかろうとでも思っていたのか、男は分かりやすく狼狽(うろた)えた


な「お前達･････―――――









KKK(クー・クラックス・クラン)だな…？」

男の顔がピキッと引きつる

KKK(クー・クラックス・クラン)

南北戦争後に誕生した、白人至上主義によって黒人を迫害していた秘密結社
1920年代に急速に衰退していったが、今も一部地域では存続しているという―――――

な「KKKは、殺害の警告として家の前に燃え盛る十字架を置いていくんだ。だが、お前達は、既に焼け焦げている十字架を遺体に置いていた…」

ジ「ほんで俺らは、お前らがKKK本流かそれの派生集団(・・・・)かと睨んだんや」

さ「うちの侵入者(ハッカー)はかなり優秀なんだぜ？」

と言うと、さとみ君はころちゃんをチラッと見た


な「さぁ、教えてもらおうか？



お前達が日本(この国)へ来た理由を･････！！」


すると、男は不敵に笑って言った

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